会社は2年で辞めていい?

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

大まかに読了。また繰り返していくつかの部分を読むと思う。
世間が給料やら仕事やらに感じている不安、不満の傾向とその絡繰りがわかった。
残念ながら世の中にある大半の仕事はルーティンで、"誰にでも出来る"ものだ。
言わば交換可能な"誰にでも出来る"仕事には、競争相手も多い。
つまり競争相手が多い程、抜き出る事が難しく、評価を高める事も難しい。
更にこれには、日本特有の評価制度等も関係していると言う。
全てを鵜呑みにする訳ではないが、幾つか至言があり、感心するものも多かった。


かといってダイナミックな変化が多い仕事と言うのは、一握りしか無いだろう。
将来は自分で会社を興すか、自分以外誰も出来ない仕事に就くか。
そんなものあるか?とも思うが、自ら動かなかったら何も起きない。


次の転職はこの点もしっかりふまえて、競争相手が少ない"業務"に取り組みたい。
人が意識していない事を考え、毎日過ごす。これは生涯のテーマかもしれない。
本を読んで気づかされることは、大抵既に自分の中にあるものだ。
自分探しよりよっぽど自力が着き、行くべき道もはっきりするだろう。